築130年の「秩父館」は元商人宿で、ここ30年間は閉じて営業をしてませんでした。
それを地元の宮側商店会が借り受け、県や市の補助金を受けて改装しました。
そしてここに「街づくり拠点」である「ほっとすぽっと秩父館」が誕生したのでした。
設計は春から始まり、秋からは大忙しの工事で、11月23日が仮オープンでした。
秩父夜祭の12月2、3日に間に合わせるため、商店会員総出での準備でした。
夜祭は無事乗り切れて、正式オープンが平成19年(2007)12月8日に行われました。
建物は木造の総二階造りで、延床面積は約100坪あります。
この建物の中に様々な街づくり施設が入っているのです。
1階は、買い物代行(シルバーボランティアによる)事務局、囲炉裏のある土間の
レンタルボックス・ギャラリー、
板の間のコーヒー喫茶(300円、セルフサービス)、秩父ブランドコーナーなどが入ります。
見所の一つは、大きな神棚で、二間巾の大物が吹抜けに向かって鎮座しています。
他には、ライトアップされた井戸、大金庫、大時計、真っ黒い柱や梁、歪んだ古い
ガラス、・・・・。
2階は、「太鼓茶屋」と名づけた34畳(4部屋通し)の広間、休憩ホール、秩父館の歴史コーナー
などがあります。
太鼓茶屋の席開きには秩父出身の落語家:林家太平さんを招こうかという話も出て
います。
建物の外観は、間口が10間という雄姿で、まさに「壮観」の一言です。
一階は全面に格子ガラス戸が入り、その前には縁台が置かれ、休み所となったり、野菜の
販売所にもなります。
二階はこれも全面透明ガラスの建具で、その前には長大な手摺が連続し、街道の旅籠の
雰囲気です。
建物内のレトロな照明を点けて通りから眺めますと、まったくウットリしてしまいます。
ともかく、たいへんな安普請でしたが、とても雰囲気ある町家再生工事となりました。
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